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洋楽の歌詞の和訳をしてます。意見や誤訳等あれば、教えていただけると幸いです。

Beetlebum - Blur【歌詞・和訳】

 

 

こんにちは。今回はイギリスを代表するバンドのひとつ、Blur(ブラー)の「Beetlebum」の歌詞と和訳の紹介です。

 


Blur(ブラー)

Summer Sonic 公式サイトより

 

1989年にイギリスはイングランドのロンドンにて、ボーカリストのDamon Albarn(デーモン・アルバーン、写真右から1人目)、ギタリストのGraham Coxonグレアム・コクソン、写真右から2人目)、ベーシストのAlex James(アレックス・ジェームス、写真右から4人目)、ドラマーのDave Rowntree(デイヴ・ロウントゥリー、写真右から3人目)の4人で結成されたバンド。歌詞中にしばしば登場する人名やイギリスの地名、ノイジーなギターのサウンドや少々癖のあるポップなメロディが印象的な「ブリットポップ」と呼ばれる作風のほか、メランコリックなムードの歌詞やノイジーなギターのサウンドをより前面に押し出し、ポップやロックに留まらない様々な音楽の要素もふんだんに取り込んだ「オルタナティブロック」に近しい作風で知られる。これまでに9枚のスタジオアルバム(先日ニューアルバム『The Ballad of Darren』をリリース)と40曲近いシングル曲をリリースしており、代表的なアルバムに『Parklife』『Blur』などがあり、代表曲に「For Tomorrow」「Girls & Boys」「The Universal」「Song 2」「Coffee & TV」などがある。
今回紹介する「Beetlebum」は、「ブリットポップ」から「オルタナティブロック」へ大胆に音楽性の転換を図り、アメリカにもその名を知らしめた5thアルバム『Blur』からの1stシングル。

 

 

▼目次

※和訳だけ見たい方は目次から「Beetlebum - Blur【歌詞・和訳】」の項へ跳んで下さい

 

 

祝!Summer Sonic 2023出演決定!ブラーの有名楽曲の歌詞を振り返ってみよう!

 

 

先日7月8日と7月9日の2日間、昨年から告知されていた、ブラーのイギリスはイングランドのロンドンにあるウェンブリー・スタジアムでのバンド史上最大規模となる再結成ライブが行われました*1

 

 

▲バンド公式ツイッターより

 


ドラマーのデイヴが膝を負傷し、その直前のフランスの音楽フェスティバルへの出演がドタキャンされるというハプニングもありましたが*2、再結成ライブは無事開催され、「Girls & Boys」や「Tender」、「Song 2」や「The Universal」などのライブではお馴染みのヒットソングに加え、来るニューアルバム『The Ballad Of Darren』からの楽曲「St. Charles Square」と「The Narcissist」、そして「Under The Westway」(!)や「Lot 105」(!!)などのレア楽曲も披露されたステージは、大盛況の中で幕を閉じました。

 

現在、ワーナー・ミュージック・ジャパンがブラーのウェンブリー・スタジアムでの再結成公演のライブレポートを公開しているので、気になる方は下のリンクからチェックしてみてください。

 

 

▼ワーナー・ミュージック・ジャパンによるライブのレポート

note.com

 

 

さて、8月19日(土)と20日(日)の2日間、ブラーが20年ぶりにヘッドライナーとして出演する、ここ日本は東京(千葉)と大阪にて開催される国内最大級の音楽フェスティバルのひとつ、Summer Sonic 2023(サマーソニック、通称サマソニ)の開催も近づいてまいりました。皆様、出演アーティストの予習や体調管理等の準備は順調でしょうか?今年の夏は近年稀に見る暑さのようなので、心置きなく楽しめるよう、諸々の準備はしっかりとしておきましょう!

 


Summer Sonic 2023 公式サイト

www.summersonic.com

 

 

準備の一助になれるかは分かりませんが、ブラーの楽曲の和訳をまたいくつかご紹介しようと思います。今回は、「ブリットポップ」から「オルタナティブロック」へ大胆に音楽性の転換を図り、アメリカにもその名を知らしめた5thアルバム『Blur』からの1stシングル、「Beetlebum」の歌詞と和訳の紹介です。

 

 

「Beetlebum」について

 

 

一世を風靡した「ブリットポップ」から全くもって新機軸の「オルタナティブロック」への大胆な音楽性の転換も好意的に受け止められ、めでたく「Country House」に続く彼らの2つ目の全英No.1シングルとなった「Beetlebum」は、実はデーモンが自らの薬物(ヘロイン)依存症を題材にして書いたものなのだそうです*3

 

デーモンはこの曲を書いた頃、当時の恋人Justine Frischmann(ジャスティーン・フリッシュマン、ブラーと同期のバンド、Elastica(エラスティカ)のボーカリスト)と共にヘロインに手を出していたそうで、この曲はヘロインが齎す催眠的で官能的な作用を、女性との性的な行為がもたらすそれに例えて歌っているようにも感じられます。

 

曲のタイトル「Beetlebum」は、一説では「炙ったヘロインの煙を吸入する様を空を飛ぶ虫を追う様に例えている」とされているようですが、デーモンは「Beetlebumは自分のためにこの曲を演奏していたときに口をついて出てきた言葉で、何を指しているかは分からない」と述べており、「Beetlebum」が意味するものについては、聴き手にその解釈が委ねているのだと思います(ヘロインはじめとする薬物以外にも、人を虜にして離さないものなんてたくさんありますね)。

 

ヘロインをはじめとする薬物をやったことがない(やるつもりもありません)ので、正確にはその感覚は分かりませんが、この曲のサウンドには、聴く者を虜にして離さないような抗い難い魅力があるように思います。ライブのセットリストにも必ずと言っていいほど載る楽曲なので、サマソニに行かれる方は、この曲がもたらす耽美的なムードに思う存分に浸ってきてください。

 

 

Apple Music

Beetlebum

Beetlebum

  • provided courtesy of iTunes

 


YouTube


www.youtube.com

 

 

Beetlebum - Blur【歌詞・和訳】

 

 

Beetlebum

What you done

She's a gun

Now what you've done

Beetlebum

Get nothing done

You beetlebum

Just get numb

Now what you've done

Beetlebum

 

Beetlebum

お前のやったことさ

彼女は銃だ

今、お前のやっていたことは

Beetlebum

何も手に付けられずに

お前は「Beetlebum」する

ただ呆然として

今、お前のやっていたことは

Beetlebum

 

・beetlebum:造語。この言葉自体は特に何かを意味しているわけではないものの、この曲の歌詞はデーモンが自らの薬物(ヘロイン)中毒について書いたものであると明かしている*4

 

And when she lets me slip away

She turns me on all my violence is gone

Nothing is wrong

I just slip away and I am gone

Nothing is wrong

She turns me on

I just slip away and I am gone

 

彼女が俺をここから連れ出してくれるとき

彼女は俺を虜にして、俺の激情を全て消していくんだ

何も間違ってない

俺はただここから連れ出されて、消えていくんだ

何も間違ってない

彼女が俺を虜にするんだ

俺はただここから連れ出されて、消えていくんだ

 

Beetlebum

Because you're young

She's a gun

Now what you've done

Beetlebum

She'll suck your thumb

She'll make you come

Coz, she's your gun

Now what you've done

Beetlebum

 

Beetlebum

お前が若いからさ

彼女は銃だ

今、お前のやっていたことは

Beetlebum

彼女はお前の親指を吸って

お前を導くだろう

彼女はお前の銃だからさ

今、お前のやっていたことは

Beetlebum

 

And when she lets me slip away

She turns me on all my violence is gone

Nothing is wrong

I just slip away and I am gone

Nothing is wrong

She turns me on

I just slip away and I am gone

 

彼女が俺をここから連れ出してくれるとき

彼女は俺を虜にして、俺の激情を全て消していくんだ

何も間違ってない

俺はただここから連れ出されて、消えていくんだ

何も間違ってない

彼女が俺を虜にするんだ

俺はただここから連れ出されて、消えていくんだ

 

 

歌詞に登場する気になる単語・熟語をチェック!

 

 

・beetlebum:造語。この言葉自体は特に何かを意味しているわけではないものの、この曲の歌詞はデーモンが自らの薬物(ヘロイン)中毒について書いたものであると明かしている*5

 

・get [SVC]:(人・物・事が)(自然に・自分の意志で)~(の状態)になる

 

・just:ただ~だけ、まさに(まったく)~にすぎない、ほんの

 

・numb:(ショック・恐怖・哀しみなどで)ぼう然とした、頭の中が真っ白になった

 

・slip away:(こっそりと)立ち去る

 

・turn on:(人)を(特に性的に)興奮させる、刺激する

 

・violence:(感情・言葉などの)激しさ、激情

 

・gone:(もはや)存在しない

 

・make [SVO do]:(人・物・事が)(人・物など)に~させる

 

 

歌詞の内容をちょっと深掘り!

 

 

ここからは、歌詞掲載サイト「Genius | Song Lyrics & Knowledge」*6に投稿されている知見をもとに、辞書だけでは内容を理解しきれない歌詞を深掘りしてみたいと思います。

 

 

・曲のタイトル「Beetlebum」が意味するところについて

 

 

何とも印象的な曲のタイトル「Beetlebum」は造語であり、デーモンはこの言葉の意味について、インタビューでこう語っているそうです。

 

 

"I’m not sure what a Beetlebum is. It’s just a word I sang when I played the song to myself. I asked the others if I should change it, but they said no. If it felt right, we decided that we wouldn’t tidy it up like we’ve done in the past. It’s about drugs basically."

 

「Beetlebumが何を意味しているのかははっきりとは分からない。それはただ、この曲を自分のために演奏していたときに口をついて出てきた言葉なんだ。他のメンバーにこの言葉を変えるべきかどうか尋ねたんだけど、彼らからはその必要はないって言われた。僕たちがこれまでもそうしてきたように、それが正しいと感じたのなら、手を加えないことに決めたんだ。基本的にはドラッグについての曲だよ。」

 

 

ドラッグについての曲であるとは明言しつつも、Beetlebumが意味するところについては、あえてぼかしているようにも、聴き手にその解釈を委ねているようにも思えます。それが意味するものは何であれ、この曲とその歌詞は、「それの人を虜にして離さないほどの魅力」であるように感じます。

 

僕がブラーというバンドにハマるきっかけとなったのは、他でもないこの曲でした。「For Tomorrow」や「Girls & Boys」、「Country House」などの「ブリットポップ」期の楽曲ももちろん好きでしたが、当時はとにかくこの曲「Beetlebum」ばかりを繰り返し聴いていたような記憶があります。

 

当時は歌詞なんて気にせず洋楽を聴いていたのもあって、今こうして歌詞を見返してみると、「この曲はこんなことを歌っていたのか!」という気付きがあるのと同時に、なぜ自分がこの曲が好きだと感じたのか、その理由がなんとなく分かるような気もしてきます。

 

 

いかがでしたでしょうか?「ここはこういうことを歌ってるんじゃないか?」等の意見があれば、コメントなどで教えていただけると幸いです。

 

また、歌詞掲載サイト「Genius | Song Lyrics & Knowledge」は、アーティストの歌詞に関する言及をはじめとした歌詞を深掘りするのに有用な情報を投稿、議論し合うとても有意義なサイトになっているので、ブラーに限らず「洋楽の楽曲の歌詞のことをもっと知りたい!」という方は一度覗いてみることをおすすめします。

 

 

genius.com

 

 

シングル「Beetlebum」やアルバム『Blur』等の試聴・購入はこちら!

 


▼デジタル音源📂♫

 

<シングル>📻♫

 

●「Beetlebum」

★全英シングルチャート1位

5thアルバム『Blur』からの1stシングル!(1997年リリース)

Beetlebum

Beetlebum

  • provided courtesy of iTunes

 

●「Song 2」

★全英シングルチャート2位

5thアルバム『Blur』からの2ndシングル!(1997年リリース)

Song 2

Song 2

  • provided courtesy of iTunes

 

<アルバム>📕♫

 

●『Blur』(スタジオアルバム)

★全英アルバムチャート1位

彼らの代表作のひとつであり、「ブリットポップ」から「オルタナティブロック」へ大胆に音楽性の転換を図り、アメリカにもバンドの名を知らしめた5thアルバム!全英ナンバー1ヒットシングル「Beetlebum」をはじめ、「Song 2」(全英シングルチャート2位)「On Your Own」(全英シングルチャート5位)ほか全14曲を収録!(1997年リリース)

Blur

Blur

  • ブラー
  • ポップ
  • ¥1630

 

●『The Best Of』(ベストアルバム)

ブラー入門にぴったり!デビューアルバム『Leisure』から当時の最新アルバム『13』までのシングル曲や人気曲の中から、選りすぐりの17曲(+新曲「Music Is My Radar」)を収録した決定版ベストアルバム!(2000年リリース)

 

●『All The People』(ライブアルバム)

ブラーのライブを追体験したい人にぴったり!2003年以降長らく活動を休止していた彼らが、2009年の7月2日と3日の2日間、イギリスはロンドンのHyde Parkハイド・パーク)にて行った再結成ライブより、7月2日分の音源を収録したライブアルバム!(2009年リリース)

 

 

▼フィジカル音源💿♫

 

●『Blur』(スタジオアルバム)

★全英アルバムチャート1位

彼らの代表作のひとつであり、「ブリットポップ」から「オルタナティブロック」へ大胆に音楽性の転換を図り、アメリカにもその名を知らしめた5thアルバム!全英ナンバー1ヒットシングル「Beetlebum」をはじめ、「Song 2」(全英シングルチャート2位)「On Your Own」(全英シングルチャート5位)ほか全14曲を収録!(1997年リリース)

 

▼国内盤CD(おすすめ!)

こちらは国内盤のCDになります。解説と歌詞対訳が付いてくるほか、個人的にブラーの隠れた名曲だと思っている「All Your Life」や、「Get Out Of Cities」「Swallows In The Heatwave」など3曲がボーナストラックとして収録されています。

 

▼輸入盤(CD・アナログレコード等各種フォーマットあり)

こちらは輸入盤になります。

Blur [12 inch Analog]

Blur [12 inch Analog]

  • アーティスト:Blur
  • Emi U.k.
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●『The Best Of』輸入盤CD(ベストアルバム)

ブラー入門にぴったり!デビューアルバム『Leisure』から当時の最新アルバム『13』までのシングル曲や人気曲の中から、選りすぐりの17曲(+新曲「Music Is My Radar」)を収録した決定版ベストアルバム!(2000年リリース)
※現在流通しているのは、ほぼ輸入盤のCDのみのようです

The Best of Blur

The Best of Blur

  • アーティスト:Blur
  • Emi
Amazon

 

※『All The People』(ライブアルバム)のフィジカル音源は、現在は国内盤も輸入盤もほぼ流通していないようです。ご興味があれば、デジタル音源のほうでお楽しみ下さい。

 

 

▼その他

 

〈映像作品〉

 

●『No Distance Left To Run』(ドキュメンタリーフィルム)

ブラーのことをもっと深く知りたい人にぴったり!2003年以降長らく活動を休止していたブラーの2009年の再結成、再始動を記念して制作・公開された、メンバーへのインタビューとアーカイブ映像でバンドの歴史を振り返るドキュメンタリーフィルム!(2009年公開)

※現在「Amazon Prime Video」にて配信中です

 

●『Live at Hyde Park』(ライブフィルム)

ブラーのライブを追体感したい人にぴったり!2003年以降長らく活動を休止していた彼らが、2009年の7月2日と3日の2日間、イギリスはロンドンのHyde Parkハイド・パーク)にて行った再結成ライブより、7月3日分の映像を収録したライブフィルム!(2010年公開)

※現在「Amazon Prime Video」にて配信中です

 

 

ブラーの8年ぶり9作目のスタジオアルバム『The Ballad of Darren』が遂にリリース!

 


先日7月21日(金)に、前作『The Magic Whip』以来8年ぶりとなる、ブラーの9作目のスタジオアルバム、『The Ballad of Darren』がリリースされました。

 

 

▲バンド公式ツイッターより

 

 

昨年秋にデーモンが書いた曲をもとに、今年の1月から2か月間、バンドのメンバー4人が一堂に会して制作されたという本作『The Ballad of Darren』は、レコーディングはデーモン関連の作品ではおなじみのStudio 13とDevonで行われ、プロデュースはJames Ford(ジェームズ・フォード、Arctic Monkeysアークティック・モンキーズ)の多くのアルバムのプロデュースを手掛けていることで知られ、デーモンやグレアムとは彼らのサイドプロジェクトで関りがある)が務めているそうです(ちなみにDarrenというのは、ファンの間では「Smoggy」の愛称で親しまれているバンドの元ボディーガード、Darren Evansさんのことだそう)。本作からは「The Narcissist」「St. Charles Square」の2曲が先行シングルとしてリリースされています。

 

 

▼「The Narcissist」(Official Visualiser)


www.youtube.com

 


▼「St. Charles Square」(Official Video)


www.youtube.com

 


往年のブラーを想起させるバンドのロゴと何とも言えないジャケットのセンスや、1992年リリースの「Popscene」を思わせるような先行シングル「St. Charles Square」から、今作は「ブラーさしさ」を、「ブリットポップ」を見つめなおすアルバムになっているのでは?と勝手に予想していましたが、全くそんなことはありませんでしたね。アルバム全体の雰囲気は、過去の自分の行いを振り返りながら、もう二度と同じ過ちは繰り返さないという決意を歌う「The Narcissist」や、別れてしまった人とその人への消えない思い、今だからこそはっきりと感じられる思いを歌ったアルバムの実質的なタイトルトラック「The Ballad」のように、非常に内省的で物憂げなものになっています(イギリスの著名な写真家、Martin Parrによる、鮮やかなプールの青色と不吉な予感を抱かせる曇り空の灰色が印象的な写真を使用したアルバムジャケットは、やはり思うところあってのチョイスのようです)。


個人的には、50代も半ばに差し掛かったおじさんたちが自分たちの気持ちに率直に、等身大の自分たちの姿で作り上げたアルバムという印象を受けました。「Girls & Boys」や「Song 2」のような、ヒットチャートやライブを賑わせるような特大のアンセムはありませんが、デーモンの相変わらずキレのある歌詞や、円熟味を感じられるバンドサウンドを聴いていると、本作の魅力はそういった分かりやすい指標では表せないところにあると感じます。あまりの老成ぶりに二回りほど下の後追いのファンの自分としては正直「Not For Me」なアルバムだと感じたところは否めないのですが、それなりに歳を重ねてきて、少しずつ人生における「経験」もしてきた身としては、先に挙げた「The Narcissist」や「The Ballad」、そして人との別れとそれがもたらした「あるもの」の喪失を歌った「Barbaric」などの楽曲の歌詞には、ちょっと感応するものがありました。


最新のポップミュージックシーンを追う上でも、ブラーというバンドを知る上でも、本作はは必ずしも必聴のアルバムではないかもしれません。しかし、聴く人によっては、特にリアルタイムで彼らの音楽に出会い、彼らと共に歳を重ねてきたファンにとっては、特別なアルバムにもなり得るアルバムだと思います。また、私たち後追いのファンにとっても、たとえ今はピンと来なくても、後に何かに気付くきっかけとなるような、人生の水先案内人となってくれるアルバムにもなり得るアルバムだと思います。このバンドの曲を好きだと思ったことがある方なら、決して聴いておいて損はないアルバムだと思います。


サマソニの開催も近づいてまいりました。サマソニに行かれる方は、出演アーティストのニューアルバムの聴き込みやヒットソングの復習などで忙しい頃かと思います。ご自身の身体を労わりつつ、めいっぱいに楽しんできてくださいね。

 

 

▼デジタル音源📂♫

 

<シングル>📻♫


●「The Narcissist」【ニューシングル】

実に8年ぶり!イギリスを代表するバンドのひとつ、ブラーのニューアルバム『The Ballad of Darren』からの1stシングル!(2023年リリース)

The Narcissist

The Narcissist

  • provided courtesy of iTunes

 

●「St. Charles Square」【ニューシングル】

ブラー節全開!イギリスを代表するバンドのひとつ、ブラーのニューアルバム『The Ballad of Darren』からの2ndシングル!(2023年リリース)

St. Charles Square

St. Charles Square

  • provided courtesy of iTunes

 

<アルバム>📕♫


●『The Ballad of Darren』(スタジオアルバム)【ニューアルバム】

前作『The Magic Whip』以来実に8年ぶり!イギリスを代表するバンドのひとつ、ブラーの9作目となるスタジオアルバム!「The Narcissist」「St. Charles Square」ほか全10曲を収録!(2023年リリース)

 


▼フィジカル音源💿♫

 

●『The Ballad of Darren』(スタジオアルバム)【ニューアルバム】

前作『The Magic Whip』以来実に8年ぶり!イギリスを代表するバンドのひとつ、ブラーの9作目となるスタジオアルバム!「The Narcissist」「St. Charles Square」ほか全10曲を収録!(2023年リリース)

 

▼国内盤CD(おすすめ!)

こちらは国内盤のCDになります。解説・歌詞対訳が付いてくるほか、輸入盤CD[豪華盤]に追加で収録されているボーナストラック「The Rabbi」「The Swan」の2曲に加え、国内盤CD限定のボーナストラック「Sticks and Stones」が追加で収録されています。

 

▼輸入盤CD[通常盤]

こちらは通常盤の輸入盤CDになります。

The Ballads Of Darren

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▼輸入盤CD[豪華盤]

こちらはボーナストラック「The Rabbi」「The Swan」の2曲が追加で収録された、豪華盤の輸入盤CDになります。

THE BALLAD OF DARREN [DELUXE CD]

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▼輸入盤アナログレコード

こちらは輸入盤のアナログレコードになります。収録楽曲は輸入盤CD[通常盤]のものに準じます。

The Ballads Of Darren [Analog]

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このほか、バンドの公式サイトと日本版公式サイトにあるオフィシャルストアでは、ニューアルバムのカセットテープや、オフィシャルストア限定の特別仕様のアナログレコードなどの取り扱いもあるようです。気になる方は、記事下部の各種リンクから、オフィシャルストアのほうへアクセスしてみて下さい。

 

 

最新情報はこちら!

 


バンド日本版公式サイト:Blur / ブラー | Warner Music Japan

 

バンド公式サイト:Blur - Official Website

 

Summer Sonic 公式サイト:SUMMER SONIC 2023 公式サイト

 


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